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不妊治療の導入期
一般不妊治療
一般不妊治療

タイミング法

当院で不妊治療の導入期に行う一般不妊治療として、タイミング法があります。ここではタイミング法の流れや治療に使用する薬、目安となる回数などをご紹介します。

タイミング法とは

超音波検査や尿中LH検査等を組み合わせて、排卵時期を見極め、性交渉のタイミング指導を行います。

POINT1

排卵日の4日前から排卵前日までが最も妊娠しやすい時期。

POINT2

性交渉が少ないカップルには有効。

POINT3

通常の性交渉があるカップルの場合妊娠率上昇は高くありません。

超音波検査

排卵時期の予測

超音波検査で、卵胞の大きさや子宮内膜の厚さを測定し、排卵が近いかの予測が立てられます。 排卵が近くなると、卵胞が20㎜前後、子宮内膜が8㎜以上と厚くなってきます。さらに、尿中に分泌されるLH(黄体化ホルモン)を、尿検査で診ることにより、いつごろの排卵かを予測していきます。

発育卵胞の計測

発育卵胞の計測

子宮内膜の測定

子宮内膜の測定

排卵誘発剤の使用

タイミング法や人工授精法を行う際は、自然に卵胞が育つのを待つ場合(自然周期)と、良好な卵胞を育てて排卵を促す為に排卵誘発剤を使用する(刺激周期)があります。年齢や卵胞の発育状態、検査結果などを考慮し、使用していきます。

排卵誘発剤
・内服剤 クロミッド、セキソビッド、レトロゾール、アナストロゾールなど
・注射薬 HMG(フジ・テイゾー・フェリングなど)、rFSH(ゴナールF)
hcg療法
排卵の促進や黄体機能の賦活
黄体ホルモン療法
黄体機能の維持
・内服剤 デュファストン、メドキロン
人工授精へのステップアップの目安としては4〜6回!