専門医による
高度な不妊治療で
妊娠率を高める
高度生殖医療

生殖補助医療(ART)

ART【Assisted Reproductive Technology】生殖補助医療とは、体外で配偶子(精子・卵子)や受精卵(胚)の操作を行う不妊治療のことです。体外受精・胚移植、顕微授精、胚凍結・融解移植などがあります。現在、日本だけで年間56,000人以上がARTによって産まれています。これは、ARTが特別なものではなく、社会的にも認められていることを意味しています。


治療の流れ

当院でのART治療をご希望の方は、当院独自の内容をご説明している【ART教室(動画)】をご自宅で事前にご視聴いただくことが必要です。また、治療の際には戸籍謄本(3ヶ月以内)と同意書が必要となります。

各治療周期の詳細

治療の流れ

ARTの適応

【卵管因子】卵管閉塞、卵管周囲癒着
卵管水腫や子宮外妊娠の手術後など。両側卵管閉塞の場合には体外受精の絶対的適応になる。腹部手術後、性感染症、子宮内膜症などで卵管周囲に癒着が起こり、卵子の卵管への取り込み障害がおこる。
【子宮内膜症】チョコレート嚢胞、腺筋症
子宮内膜症が重度になれば骨盤腔内の癒着を引き起こし、卵管を巻き込むと卵の捕捉障害(Pick up障害)、卵巣を巻き込むと卵胞の発育障害や、排卵障害LUF(黄体化非破裂卵胞)をもたらすことがある。
【男性因子】乏精子症、無精子症、ED、逆行性射精など (男性不妊)
【免疫因子】抗精子抗体
精子と結びついてその運動性や受精能力を損なわせてしまう物質、自己抗体としての抗精子抗体。
【難治性不妊】機能性不妊、原因不明不妊
一般不妊検査で異常を認めない場合や、一般不妊治療(タイミング法、人工授精)で妊娠に至らない場合。また、体外受精を行って初めて受精障害や分割不良が原因であることが判明する場合もある。

ARTの合併症