体外受精の排卵誘発のための卵巣刺激法。GnRHアナログ(スプレキュア・ナサニール・イトレリン)を月経開始時より使用し、月経3日目ごろからhMGを使用する。フレア現象を利用しながらhMGを使うことで、複数の成熟卵胞を作ることを目的としている。
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体外受精の排卵誘発のための卵巣刺激法。GnRHアナログ(スプレキュア・ナサニール・イトレリン)を月経開始時より使用し、月経3日目ごろからhMGを使用する。フレア現象を利用しながらhMGを使うことで、複数の成熟卵胞を作ることを目的としている。
妊娠成立後、血液検査や絨毛、羊水にて染色体の検査を行う。診断方法には超音波検査、母体血清マーカー(クアトロテスト)、母体血胎児染色体検査(NIPT)、羊水染色体検査がある。NIPTでは13、18、21番染色体のトリソミーを発見することができる。
排卵時期に、人工的に精子を直接子宮内に注入する方法。精子はスイムアップ法やパーコール法で、良好な運動精子を選別したり、濃縮したりして使用する。人工授精には、夫の精子を使用する「配偶者間人工授精(IUI-H)」と、精子提供者の精子を使って行う「非配偶者間人工授精(IUI-D)」がある。IUI-Dは、夫が無精子症あるいは精子に遺伝的疾患があるときに実施される。日本では、限られた病院でのみ行われている。
経口の排卵誘発剤。副作用は少ないが、排卵誘発効果も弱い。
子宮腔をおおう粘膜組織を子宮内膜という。それが何らかの原因で、子宮の内側だけではなくほかの場所へ飛んだり、入り込んだりして子宮内膜と同じ働きをするのが子宮内膜症。月経痛、性交痛、排便痛等の症状がある。卵管に病変が及ぶと不妊の原因の一つと考えられている。子宮の筋層に入り込んだ場合を「子宮腺筋症」、卵巣にできた場合を「チョコレート嚢胞」という。
内膜の限局性増殖をいい、発生部位・大きさによっては着床の妨げになる。微小内膜ポリープは、薬物療法で治療する必要がある。
子宮にできる瘤状の良性腫瘍。筋腫ができる場所によって漿膜下筋腫(子宮の外側にできるもの)、粘膜下筋腫(子宮内膜の下にできるもの)、筋層内筋腫(子宮の筋層にできるもの)と呼ばれている。これらの中で不妊の原因となるのは粘膜下筋腫である。
子宮卵管造影にて卵管閉塞が疑われる場合、子宮鏡下にて卵管口へカテーテルを挿入し、造影しながら卵管の通過性を確認する。
造影剤を子宮頚管の入り口から、注入して卵管の通過性、子宮腔や卵管の形、卵管采周囲癒着の程度を知ることができる。レントゲン撮影検査。
ヒステロスコピーともいい、子宮頚部から内視鏡を入れて子宮腔内を肉眼的に観察する検査。子宮内膜ポリープ、粘膜下筋腫や子宮腔内の癒着(アッシャーマン)が発見できる。