妊娠しても胎児が育たず、流産や早産を繰り返して生児が得られない場合を不育症という。出生後1週間以内に死亡する周産期死亡も不育症に含まれる。
- 抗リン脂質抗体
細胞膜の自己抗体で、陽性の場合は、不育症の原因となる。 - ループスアンチコアグラント(LAC)
全身性エリテマトーデス(SLE)などの自己免疫疾患に関係し、習慣流産の原因となる。 - 低用量アスピリン・ヘパリン療法
不育症の治療。抗凝固系異常、抗リン脂質抗体、自己免疫疾患などによる血液凝固亢進の場合の治療として使用される。
妊娠しても胎児が育たず、流産や早産を繰り返して生児が得られない場合を不育症という。出生後1週間以内に死亡する周産期死亡も不育症に含まれる。
腹部に小孔をあけ、そこに内視鏡を入れて腹腔内を観察する検査。子宮内膜症病変、卵管、卵巣の形態や周囲の状態の検査ができる。癒着剥離や卵巣嚢腫摘出、子宮筋腫摘出の手術が行われている。身体的な負担が少ない。
生殖年齢の男女が、妊娠を希望して、一定期間性生活を行っているにもかかわらず、妊娠しない場合をいう。その一定期間については、1年間と言われる。
子宮筋腫の核となる部分のみを手術で取り除き、子宮を温存し妊孕性を保つ手術。腹腔鏡下に手術するのが一般的、漿膜下筋腫、筋層内筋腫が適応となる。