性交後試験(フーナーテスト) 

排卵日前後に性交してもらい、性交後3~5時間後くらいで、頚管及び子宮内へ精子が入っているか否かを調べる検査。

精索静脈瘤

精巣静脈が逆流し、静脈血が停滞し陰嚢温度が上昇、その結果精子数が減少したり、精子運動率が低下する。男性不妊の約4割に認められ90%は左側に出現する。治療による精液所見の改善は約70%と言われている。

精液検査

一定の禁欲期間(3~5日間)をおいたあと、マスターベーションで採取した精液の精子濃度、運動率、奇形率などを調べる。精液の状態は体調やストレスなどによって変動するので2~3回検査を行う。

  • 精子の正常値
    精液量 1.5ml以上、
    精子濃度 1500万/ml以上、
    運動率40%以上、
    前進運動率 32%以上、
    正常形態率 4%以上、
    白血球濃度 100万/ml未満(WHO2010基準)
  • 精子減少症
    精液中の精子の数が少ないこと。精液1ml中の精子の数が1500~2000万以下
  • 精子無力症
    精子運動率が40%未満、または直進する精子が32%未満をいう。
  • 膿精液症
    クラミジア感染などにより、精路のどこかに炎症を起こし白血球が増殖し精液が感染している状態。抗生物質にて治療する