インキュベーター内の胚の写真を一定間隔で連続撮影して、胚の発育を動画のように見る技術。胚を取り出さずに観察を行えるため、培養環境の改善ができる。また、従来の培養方法では分からなかった卵割の状態を観察できる。異常な分割をする胚は、胚盤胞発育率や妊娠率が低いと報告されている。
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インキュベーター内の胚の写真を一定間隔で連続撮影して、胚の発育を動画のように見る技術。胚を取り出さずに観察を行えるため、培養環境の改善ができる。また、従来の培養方法では分からなかった卵割の状態を観察できる。異常な分割をする胚は、胚盤胞発育率や妊娠率が低いと報告されている。
排卵を予測して、性交タイミングを指導する方法。排卵の予測には基礎体温、超音波検査による卵胞径の計測、血中・尿中の黄体化ホルモン(LH)値などを調べる。排卵2~3日前の性交がより受精率を高めるといわれる。
排卵誘発剤を併用することも多い。
超音波検査にて多数の小卵胞を示し、LH高値、AMH高値で、血中男性ホルモンが高く、排卵障害を認める。症例により、クロミッド、アロマターゼ阻害剤、hMGなどの排卵誘発剤を使用し、排卵改善を図る。難治性の場合には、腹腔鏡による卵巣多孔術を検討したり、体外受精の適応となる。
何らかの原因で卵巣や子宮がなく、自分で妊娠することが不可能な場合に他の女性に出産してもらうこと。代理出産には2種類ある。
スプレキュアやhMGを使用せず、自然周期の7~10日目で直径7~10mmの卵胞を吸引し、未熟な卵を体外で受精可能なまでに培養していく方法。以前、重篤なOHSSを起こした人やPCO(多嚢胞性卵巣)などの症例のOHSS予防として行う方法。
卵子と精子を体外に取り出して受精させ、受精卵(胚)を子宮腔に移植する一連の操作をいう。採卵数を増やす目的で、通常は排卵誘発が行われる。多胎妊娠を予防する為に、原則良好発育胚1個を移植する。なかなか妊娠しない場合には、2個移植を選択することもある。