不育症

妊娠しても胎児が育たず、流産や早産を繰り返して生児が得られない場合を不育症という。出生後1週間以内に死亡する周産期死亡も不育症に含まれる。

  • 抗リン脂質抗体
    細胞膜の自己抗体で、陽性の場合は、不育症の原因となる。
  • ループスアンチコアグラント(LAC)
    全身性エリテマトーデス(SLE)などの自己免疫疾患に関係し、習慣流産の原因となる。
  • 低用量アスピリン・ヘパリン療法
    不育症の治療。抗凝固系異常、抗リン脂質抗体、自己免疫疾患などによる血液凝固亢進の場合の治療として使用される。